from Thailand

またまたタイからこんにちは。
時差のせいで、今日本がどうなっているのか全くわかりません。時差っつっても2時間ですけど。
チェンマイという街で調査をやっています。
もうくるのは三回目なのでわかっているのですが、チェンマイはとてもいいところです。
気候は涼しいし、飯は美味いし(パクチーが苦手じゃないければ)。
これで突然の雨がなくて、せめて英語が通じれば言うことないのですが、残念ながらそこはどうしようもありません。
特に言語はねぇ。日本でも英語が話せる飲食店の店員なんてそうはいないし。
現地の大学院生の方に通訳をしてもらってなんとかやってます。

今後手を出そうと思ってるミュージシャン

興味はあるけど聴いてない、今後ちゃんと聴こうと思ってるミュージシャンを挙げてみました。
ご存知の方は、「最初に聴くならこの一枚!」ってのを教えてくれると助かります。
他にも、きっと俺が気に入るであろうミュージシャンをご存知の方は、是非お知らせください。
 
Cornelius・・・パーフリオザケンは大ファンだけど、じつはコーネリはちゃんと聴いてません。これはまずい。
Deep Forest・・・電子ワールドミュージック。普通に好きそうなジャンル。
Pat Metheny・・・Fusion好きとしては、押さえておかないとまずいか?
Sly & The Family Stone・・・先日の東京JAZZに関する、多くのブログで話題にのぼっていたので。
Kraftwerk・・・電子音楽のはしりのひとつだし。YMO聴いててこれ聴かないのはまずいかなぁ。
菅野よう子のサントラ・・・∀は持ってるけど、他は聴いてない。
Jazz・・・聴いてないのが多すぎる。てか、名盤だけでも一生聴き終わらないのでは?
Classical・・・全くわかりません。どういうジャンルがあるのかも把握してません。でも、多分好きです。どなたか是非ご教授ください。
最近の大衆音楽・・・邦楽では中田ヤスタカ関連以外、洋楽ではほぼ全て、まったくの浦島太郎です。

ぱっと思いついた限り、こんな感じです。
どうぞよろしく。

9月11日〜17日まで、研究の都合でタイに行ってきます。
PCのインターネットには、多分接続できます。さすがに携帯は無理ですけどね。
タイの共同研究する大学の先生は、日本に来た際必ず御茶ノ水探索をするほどの音楽好きらしいので、せっかくだから、時間があればタイのtraditionalのCDでも仕入れてこようと思います。
いいフィールドワークが出来るといいな。

東京Jazz2008 8/31 ソワレ

行ってきました。東京Jazz!
演奏者は
George Benson
Fourplay
Fourplay & David Sanborn(&Spacial Guest)の、フュージョンスキーには堪らない3時間でしたぜ!
 
最初はジョージ・ベンソン
音響的に、ジョージのギターとキーボードの中音部がでかくてキンキンだったのはいただけなかったですが、いやー、熱かった!
昨日のジョージはギタリストではなく、ヴォーカリストでした。声を張り上げて、顔をひしゃげて歌いまくるジョージ!
途中、Turn your love aroundとNothing's gonna change my love for youの2大ヒット曲を続けて演ったときの会場のボルテージったら、無かったですぜ。
LastはGive me the night(だったと思う)。ほぼall standingで(俺は立たなかったけど)ノリノリ。
ただなー、Breezin'やらなかったんだよなー。アンコールでやると思ったのに、さっさと照明ついちゃうし。そこは残念。
 
注:以下、あまりの興奮のため文体が完全に暴走しています。ご容赦ください。
 
次は、俺のお目当てだったFourplay!登場の際、興奮のあまり「ボブーーーーー!!!」って、我を忘れて叫びまくりましたよ。(熱狂的ボブ・ジェームスファン)
一緒に行った友人はそんな俺を心の中で笑ってたらしい。

やっぱね、究極のスタジオミュージシャンバンド、Fourplayですから、次元の違う演奏技術な訳です。演奏中震えが止まらなかったですよ。
でもって、さらに驚いたのが、演奏の熱さ!CDでは押さえてオシャレに演奏していますが、ライブでのFourplayは、めまぐるしいインプロとパフォーマンスの熱さに圧倒される、正にスーパーグループでした!
CDを聴いてる分には、ギターが変わってつまらなくなったとか、大いなるマンネリ、と、評価する気持ちは判るんですが(Energyは傑作でしたけど)、そう考えている全ての人に、騙されたと思ってライブを見てくれ!と伝えたいです。
一曲目はChant!インプロで、ネイザンの口笛にボブが続けて合わせていたんですけど、どう聴いてもネイザンがノープランで口笛を吹いていて、それに合わせるボブはやっぱりすげー、と思いました。会場もどよめいていました。
口笛が印象的なChantの後はメンバー紹介。プレゼンターは、当然ネイザン(笑)。
ネイザンはボブが紹介したのですが、その時に「口笛、それとベースも、ネイザン・イースト!」とジョークを言って、笑いを取っていました。
次の曲はラリーのブルースだったらしいのですが(曲は判りませんでした)、最後のキメの直前で蝋人形の様に微動だにしなくなる4人。
30秒くらいして、動いた、と思ったらまた止まる4人(笑)。前にネットで「世界で一番巧いコミックバンド」と評されているのを見ましたが、なるほどその通りでした。
次は101 eastboundでしたが、ネイザンの5弦ベースによるアルペジオで始まって、CDとは随分雰囲気が違いました。
4曲目は最新アルバムから「Fortune Teller」。ラリーの噛み締めるようなギターが印象的。
 
・・・ここら辺から記憶が怪しいのですが、snowboundからアメイジング・グレースのカバーをやったり、ハーヴィーの手足の動きが見えない超絶技巧を堪能したり、ボブがピアノを肘で弾き出したり(笑)、あっという間に時間が過ぎて行きました。
アンコールは、もちろんBali Run!会場総立ち!俺感涙!
 
Bali Runの後一度引っ込んだFourplayですが、鳴り止まぬ拍手の中戻ってくると、待ちに待ったスーパーセッションの始まりです。
ネイザンのコールでまず電子オルガンの人が呼ばれ(正直、反応薄かったです)、そしてサンボーンがコールされると観客は大爆発!
Fourplay+David Sanbornという、『僕の考えた「Fiveplay」』みたいな夢のコラボレーションを、あの会場にいた人は生で見ることが出来たのですよ。
興奮の中始まった曲は、Bob James & David SanbornのMaputoでした。Double Vision買って予習しといて良かった。
スローテンポな曲なのに、イントロが聴こえた瞬間、期待通りの展開にまた客席は大爆発!総立ちで手拍子していました。
Maputoが終わるとボブのMC。
「今日は、こんな素晴らしい機会を得られて嬉しい。私と彼(サンボーン)は『Double Vision』というプロジェクトを一緒にやったんだが」ここで客席は「知ってるよ!」とばかりに拍手。
「サンボーンと一緒に公演をするのはそれ以来なんだ」とのボブの告白にどよめきが起こる。つまり、この二人の競演を見れるのはすごいレアってことか!
次の曲は同アルバムから「You don't know me」。ゆったりしたバラードで、流石に座って楽しみました。
次は何を演奏するんだろう、という期待の中、ネイザンの口から「スーパーセッションは引き続き、サム・ムーア&管楽器隊!曲はジャコ・パストリアスのcome on, come over!」という驚くべき言葉が発せられたのです。
予想を超える展開に、会場はこの公演最大の大歓声に包まれました。あちらこちらで「え、嘘!」「サム!?マジで!!??」という声がしましたぜ。
この曲を知らなかったので今調べましたが、サム・ムーアはこの曲のオリジナルシンガーだったんですね。
めくるめく個人プレーの嵐と、ただただ「Come on!!!」とシャウトし続けるサム・ムーアのエネルギーに、こちらも精一杯の手拍子で応えるしかなかったです。
会場左端から、ボブ・ジェームスデイヴィッド・サンボーン、ネイザン・イースト、サム・ムーア、ラリー・カールトンハーヴィー・メイソンの並んでの演奏を聴けて、そんなおおよそこの世のものとは思えない光景を見れて、そして文字通りall standingの客席に参加できて、本当に来て良かった、と心の底から感動しました。
この模様は、NHK BSハイビジョンで今月後半に放送されるらしいので、見れる人は是非見てください。絶対!お勧めです。

追記

Fourplayの新譜を買ってきました。

エナジー

エナジー

いやもう、たまらないわ。傑作です。
絶対聴くべき。
で、改めて自分の、fourplayもどきを聴いたら、やっぱり凹んだ。