遅ればせながら、love the world

love the world(初回限定盤)(DVD付)

love the world(初回限定盤)(DVD付)

4月に発売されたアルバム、GAMEが記録的な売り上げ(現時点で32万枚over)を記録している俺たちのポップアイコン、Perfume
ニューシングル・love the worldですが、大学が忙しくて宅急便を受け取れずにいたのですが、昨日ようやく受け取って聴きましたよ。
 
表題曲のlove the worldですが、これはもう、凄すぎる。そしてかわいい。
凄いところを上げるときりがないんですが、まず耳につくのはラストサビにいく前のBメロリフレインはじめの、あ〜ちゃんソロパートでしょう。
もともとサビとBメロの間で転調している(メジャーの楽曲では稀。菅野よう子か!)ので、それを元の音階に調整するところなんですが、なんとBメロの最初が部分転調して始まるという奇跡。
初聴のときは「えっ、何が起こったの?」と理解できませんでした。
メロディ・歌詞・アレンジすべて一級品で、ライトリスナーにもお勧めです。

ここで話題は少し変わって、ピンクレディー松田聖子もモー娘も、SMAPでさえも、記憶に残るシングルは遺していても、アルバムが評価されているわけではありません。
ところがPerfumeはGAMEで一気にアルバムアーティストとしての地位を確立してしまったのです。これがアイドルとしていかに異質なことか。
というわけで、ある意味ではPerfumeはアルバムだけ買えばいいのです。多くの曲はアルバムに収録されるでしょうから。
それでも多くの音楽ファン(俺が)がPerfumeのシングルを買い求める理由のひとつに、インスト版の存在があります。
なんたって中田ヤスタカの打ち込みが歌なしで聴けるんですよ。買わないほうがどうかしてる。
毎度毎度「こんな音入ってたのかぁぁぁ!!」みたいな驚きがあるわけですよ。
それで、このlove the worldのインストですが、歌入りとは全く印象が違います。
インストはかわいいというよりはスタイリッシュで、そこにPerfumeの三人の声がはいることで曲が一気にかわいくなっています。
Perfume三人の「楽器」としての魅力を完全に捉えてるんだなぁ。

それにしても今作はださくなるぎりぎりのところでバランスをとってるなぁ。
イントロ、Bメロで使われるテーマも、一歩間違ったらださくなるし、
サビなんてユニゾンと2度下げを恥ずかしがりもせず弾いて、それでかっこいいんだからもうたまらねぇ。
 
B面のedgeも語りたいところですが、つかれたのでお仕舞い。