好き好き大好き

歌の上手さってなんだろう、ってたまに思います。
思うに、いろいろなベクトルの歌の上手さがあるんだと思うのですよ。
わかりやすく上手いのは声楽の上手さ。文句の付けどころ無く上手い。素人は絶対に勝てない。
 
メジャーの歌手で、文句無く上手いと思うのは、ちあきなおみかなぁ。後述の意味でも上手いと思う。


(毒になりますが)日本のなんちゃってR&Bシンガーなんて、がん首並べたってかなわないでしょ。
 
一方で、あまり一般的でない上手さ、ってのも一方であると思うんです。なんていうか、演技的な歌の上手さというか、歌詞の世界観につかる上手さというか。
で、俺が目標とするヴォーカリストは、前にも紹介しましたが、この御仁です。
戸川純で「好き好き大好き」

・・・一般人には理解しがたい、嫌悪されうる感性を持ってて、かなり性格がずれていて、他人から誤解されやすくて、根暗な歌姫。
ってカルチャー史における評価はおいておいて、歌唱の表現力と、生の感情を上手く加工して表現した歌詞は素晴らしい、と思ってます。

これがもっと社交的になったのが椎名林檎なのかな、とも思ってみたり。