真夜中に流れる ラジオからの

たまに、それまで持っていた音楽観を一変させるCDに出会うことがあります。
俺にとって、大学のときのそれはzabadakの「遠い音楽」とflipper's guitarの「camera talk」でした。
大学院になって、家でやることといえばCDを聴くことくらいになってから、このCDに出会ったことは、それ以上の衝撃だったかも。

Aja

Aja

買った直後にも紹介しましたが、steely dan不朽の名盤、「Aja」です。
元々彼らに興味を持ったのは、小沢健二天使たちのシーン」の歌詞にその名前が出てきたことなのですが(日記題の歌詞です)、彼らは本当にすごい。
70年代にこんな音楽が存在していたことが信じられません。
んで、90年代中盤の復活後、ライブをこなす様になってからの音源を。
まずは代表作「Peg」を!

最高。フェイゲンの声が出てないのはしょうがないとして、最高すぎ。
マニアックなコード、切れのある演奏、キャッチーなメロディ。
間違いなくフュージョンのヴォーカル曲としては最高傑作のひとつ!!。
 
おつぎはこれまた名盤の誉れ高い「Gaucho」から、お気に入りの一曲を。
歌の部分は色々と控えめですが、兎に角間奏が凄い。「Time out of mind」

間奏のコードは異常。この間奏だけ何十回聴いたことか。
キーボードとベースの耳コピもしたんですが、何度譜面を見ても笑えます。
 
最後は、キーボード/ヴォーカルのドナルド・フェイゲンのソロの代表作「I.G.Y.」を。

この曲が収録されている「The Nightfly」も名盤です。ギター/ベースのベッカーの不在を補うために、打ち込みにも力を入れたのがいい感じ。 

ライブはライブでいいんですが、steely danの真骨頂は録音です。
特にAjaの狂った様に豪華なゲストミュージシャンといったら。
俺でもわかるところをあげると、リー・リトナースティーヴ・ガッド、ウェザーのウェイン・ショータークルセイダーズジョー・サンプルラリー・カールトン・・・ひゃひゃひゃ、なんじゃこりゃ。
 
心の底からお勧めなので、是非CDを聴いてみてください。