capsule特集!!

東京に帰ってきたので、通常営業にもどります。
本日から何回かに分けて「capsule その栄光の歴史」と題して、capsuleの歴代のアルバムを紹介して行こうと思います。
 
まずcapsuleの説明をいたしましょう。perfumeのプロデューサーとして一躍時の人になった中田ヤスタカと、vo.のこしじまとしこによる音楽ユニットです。
ジャンルとしては渋谷系テクノポップエレクトロニカ、ハウスなどなど。
ユニットの立ち位置も、当初は(多分リスナー獲得のために)わりと媚びた曲作りをしていましたが、最近は「中田ヤスタカが自分の好きな音楽をポップスにできるか試す実験場」的なポジションです。で、そこでの結果をperfumeを始めとするプロデュースに活かしている、という印象です。
 
で、今日ご紹介するのはデビューした頃のcapsuleです。
この頃のcapsuleはごくごく普通のJpopユニットでした。
2001年に発売されたデビュー曲が「さくら」です。(消されてるかも?)

普通だ。曲も普通だし、なによりも後に「偽野宮真貴」になるこしじまとしこの顔が普通だ。
とまぁ、こんな普通の曲でデビューしたcapsuleですが、その後はいきなり悪ノリを始めます。
2ndシングル「花火」はモロにJITTERIN'JINNの曲調、3rdシングル「東京喫茶」はまんまpizzicato fiveの世界観。とまぁ、いろんな確信犯をやったのでした。
下は「東京喫茶」。映像は別の人が作ったものです。まんまピチカートですぜ。

 
ここらへんのシングルも収録されている1stアルバム「ハイカラガール」。今からは想像もつかない世界です。

ハイカラ・ガール

ハイカラ・ガール

 
後から考えると、彼らの一つの転機になった曲が次のシングルである「music controller」です。

YMOから伝統の中華系テクノポップなアレンジ、メタ気味な歌詞、そしてボサノバをフィーチャーしたメロディ。
後に「ネオ渋谷系」「フューチャーポップ」と括られることになる、つまりはテクノポップ渋谷系が融合したような音楽の特徴が、この辺りから出てきたのでした。
 
次回はcutie cinema replay、phony phonicを紹介します。