capsule特集!!その2

というわけで、今日はcapsule特集第二回「ネオ渋谷系期」と題して、cutie cinema replayとphony phonicを紹介します。
この時期のcapsuleの特徴は、一言で言えば「pizzicato fiveのパクリ」です。
グッとおしゃれになったこしじまとしこのヴォーカルとルックス。
アレンジにはフレンチポップの香りが漂い、かと思ったら同じ曲の中でいきなりテクノポップになったり、DJのようなループ系の曲が混じったり。
アルバムはポップス曲とそうでないよくわかない曲が入り乱れる。
さらには、渋谷系の残党のようなインディーズミュージシャンとアルバム中の多くの曲でコラボレーションしてみたり・・・。
 
オケを全部シーケンサーで作っている以外は、まさにかつてのpizzicato fiveのイメージです。
そんな彼らを「21世紀のpizzicato five」としてビレバンが持ち上げはじめたのもこの頃でした。
 
そんな頃のcapsuleの代表曲が、cutie cinema replay収録の「プラスチックガール」とphony phonic収録の「idol fancy」です。
 
前期capsuleの代表曲「プラスチックガール」。PVのピチカートっぷりが半端じゃない(笑)

ほぼ全曲コラボ曲なアルバムです。

CUTIE CINEMA REPLAY

CUTIE CINEMA REPLAY

 
そして「idol fancy」。基本的には「プラスチックガール」の延長線上の曲です。

このアルバムはperfumeの「リニアモーターガール」につながる世界観だと思います。
phony phonic

phony phonic

 
ここまでは、capsuleは「質の良いネオ渋谷系ユニット」でした。
次のアルバム「S.F. sound furniture」から、capsuleは唯一無二のユニットになるのです。
というわけで次回は「S.F. sound furniture」「NEXUS-2060」「L.D.K Lounge Designers Killer」、通称「SF三部作」を紹介します。