capsule特集!!その2
というわけで、今日はcapsule特集第二回「ネオ渋谷系期」と題して、cutie cinema replayとphony phonicを紹介します。
この時期のcapsuleの特徴は、一言で言えば「pizzicato fiveのパクリ」です。
グッとおしゃれになったこしじまとしこのヴォーカルとルックス。
アレンジにはフレンチポップの香りが漂い、かと思ったら同じ曲の中でいきなりテクノポップになったり、DJのようなループ系の曲が混じったり。
アルバムはポップス曲とそうでないよくわかない曲が入り乱れる。
さらには、渋谷系の残党のようなインディーズミュージシャンとアルバム中の多くの曲でコラボレーションしてみたり・・・。
オケを全部シーケンサーで作っている以外は、まさにかつてのpizzicato fiveのイメージです。
そんな彼らを「21世紀のpizzicato five」としてビレバンが持ち上げはじめたのもこの頃でした。
そんな頃のcapsuleの代表曲が、cutie cinema replay収録の「プラスチックガール」とphony phonic収録の「idol fancy」です。
前期capsuleの代表曲「プラスチックガール」。PVのピチカートっぷりが半端じゃない(笑)
ほぼ全曲コラボ曲なアルバムです。
- アーティスト: capsule,中田ヤスタカ
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2003/03/19
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そして「idol fancy」。基本的には「プラスチックガール」の延長線上の曲です。
このアルバムはperfumeの「リニアモーターガール」につながる世界観だと思います。
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ここまでは、capsuleは「質の良いネオ渋谷系ユニット」でした。
次のアルバム「S.F. sound furniture」から、capsuleは唯一無二のユニットになるのです。
というわけで次回は「S.F. sound furniture」「NEXUS-2060」「L.D.K Lounge Designers Killer」、通称「SF三部作」を紹介します。