メロディが生まれるとき

ふと、自分の中でメロディが出来たとき、よく携帯のボイスメモに録音します。
で、あとで聴いていいメロディだったら、作り始めます。
 
今日、やはり良いフレーズが出来たので、制作を再開しようかな、と思います。
歌が乗るかんじのメロディではないので、インストかな。

大変な日常

近頃、いろいろと大変です。

その1 留学生のチューターを始めました。一緒に部屋を探したり、手続きを手伝ったり。頭が痛いよ。
その2 違う留学生と、日本語ー英語のexchange tutorialをすることになりそうです。つまり、お互いに語学を勉強するってこと。
その3 お世話になった方の結婚式の二次会の、音響操作を任されそうです(昔、披露宴の音響操作のバイトをしてました)。俺も相手が欲(ry。
その4 研究(ry。

あぁ、大変だ。

capsule特集その4

ほぼ一週間ぶりの更新です。
capsule特集(いまのところ)最終回は、テクノ&ハウス路線後のcapsuleを紹介します。
スタジオジブリとのコラボレーションなどで少しずつ知名度を上げていったcapsuleですが、ここで大きな方向転換をします。
アルバム「FRUITS CLiPPER」は、ぶっといシンセベースとよつうちドラムのハウスミュージックになりました。
はっきりいうと、daft punkです。

FRUITS CLiPPER

FRUITS CLiPPER



これには当時のファンはびっくりでした。
ネオ渋谷系の代表としてオシャレポップスを作っていたcapsuleが、まさかこんなダンスミュージックを作るなんて、と。
「騙された!」「もうついていけない」という意見もちらほらありました。
 
そこから間髪入れず発売されたアルバムが名作「Sugarless GiRL」です。
Sugarless GiRL

Sugarless GiRL

前作の流れを引き継ぎつつ、ハウスを見事にポップスに昇華したこの傑作は、前作に若干懐疑的だったファンをも虜にしました。
アルバム冒頭を飾る名曲「Starry Sky」。これを聴かされたら、従うしか無いでしょう!

 
このアルバムの発売に前後して、capsule(というか中田ヤスタカ)の周りの環境は一変しました。
それまでも鈴木あみとのコラボレーションなど、いくつか楽曲提供はありましたが、まだ一般には名前の知られていなかったcapsule
しかし楽曲を手がけるPerfumeの「ポリリズム」のヒットにより、一気に注目ミュージシャンにのし上がったのです。

この辺りで中田ヤスタカの中で各プロジェクトの棲み分けが出来たのか、「capsuleは自分の好きな音楽をやる実験場。その他にはcapsuleでの実験をフィードバック」というスタンスが鮮明になってきます。
その中で作られた、趣味全開のアルバムが「FLASH BACK」です。
FLASH BACK

FLASH BACK

このアルバムで特筆すべき曲としては「Eternity」が挙げられます。なんとこの曲、ワンコーラスだけヴォーカルを録音して、後はヴォコーダーで音程をいじくりまくって曲を作成しています。

 
2008年になって、衝撃の名盤「GAME」と共にPerfumeが大ブレイクを果たし、capsuleへの注目はさらに高まっています。

11月に彼らのニューアルバムが発売されますが、今度はどんな世界を聴かせてくれるのでしょうか。

capsule特集!!その3

つーわけで、中期capsuleの「SF三部作」を紹介します。
まずは「S.F. sound furniture」から。

S.F.sound furniture

S.F.sound furniture

ピチカートっぽいメロディは残しながら、本作では宇宙での生活が一般的になった(昔のSF漫画的な)近未来を舞台にしたコンセプトアルバムになっています。
「夢の近未来」を舞台にしたことによる、わけのわからない多幸感がこのアルバムの特徴です。
また、コンセプトからか、今までにもましてピコピコしてます。「super scooter happy」「宇宙エレベーター」など、未来の技術をテーマにした曲にその特徴が良く現れているかな。
アルバムの最後を飾るのは、ハウス食品のCMにも採用されたレトロメモリー。それまでのハイテンションさとはうってかわって、家庭的な曲です。


次のアルバムは「NEXUS-2060」です。
NEXUS-2060

NEXUS-2060

基本的には「S.F.」の世界観を継承していますが、前作ほどコンセプトがしっかりしているわけではなく、どちらかというと現代の生活を歌った歌が多いです。
アレンジも前作よりは落ち着いた感じ。
アルバムとしては面白くありませんが、個々の曲のポップさ、ピチカートっぽさはここで頂点を迎えます。立て続けに紹介しましょう。
Lucky Love。題名どおりの多幸感あふれる曲です。後にPerfumeで多用されるヴォコーダーヴォイスも登場してきます。

Happy Life Generator。個人的には、ピチカート系ポップスの正統な後継にして、capsule最高のポップソング。(映像は他の人が作ったものです)ここから、ヴォーカルそのものにもヴォコーダーを入れはじめます。

題名からしてピチカートなtokyo smiling。

 
三部作の最後は、「L.D.K Lounge Designers Killer」。
あるインタヴューによると、「お洒落なラウンジ音楽がどうとかいってる人たちを馬鹿にして」作ったアルバムとのこと。
渋谷系っぽさを残しつつ、後のテクノ・ハウス路線を思わせる要素がちらほらするのが特徴です。
L.D.K Lounge Designers Killer

L.D.K Lounge Designers Killer

それまでのあふれんばかりのポップさが影を潜め、ハウスへの方向転換の最初の一歩、グライダー。
少しだけ、その後の姿の片鱗が見えます。

と思ったら、オサレ好きへのファンサービスも。do do pi do。アイドルマスターの映像しかなかった。


次回は多分最後。テクノ・ハウス路線後のcapsuleを紹介します。

capsule特集!!その2

というわけで、今日はcapsule特集第二回「ネオ渋谷系期」と題して、cutie cinema replayとphony phonicを紹介します。
この時期のcapsuleの特徴は、一言で言えば「pizzicato fiveのパクリ」です。
グッとおしゃれになったこしじまとしこのヴォーカルとルックス。
アレンジにはフレンチポップの香りが漂い、かと思ったら同じ曲の中でいきなりテクノポップになったり、DJのようなループ系の曲が混じったり。
アルバムはポップス曲とそうでないよくわかない曲が入り乱れる。
さらには、渋谷系の残党のようなインディーズミュージシャンとアルバム中の多くの曲でコラボレーションしてみたり・・・。
 
オケを全部シーケンサーで作っている以外は、まさにかつてのpizzicato fiveのイメージです。
そんな彼らを「21世紀のpizzicato five」としてビレバンが持ち上げはじめたのもこの頃でした。
 
そんな頃のcapsuleの代表曲が、cutie cinema replay収録の「プラスチックガール」とphony phonic収録の「idol fancy」です。
 
前期capsuleの代表曲「プラスチックガール」。PVのピチカートっぷりが半端じゃない(笑)

ほぼ全曲コラボ曲なアルバムです。

CUTIE CINEMA REPLAY

CUTIE CINEMA REPLAY

 
そして「idol fancy」。基本的には「プラスチックガール」の延長線上の曲です。

このアルバムはperfumeの「リニアモーターガール」につながる世界観だと思います。
phony phonic

phony phonic

 
ここまでは、capsuleは「質の良いネオ渋谷系ユニット」でした。
次のアルバム「S.F. sound furniture」から、capsuleは唯一無二のユニットになるのです。
というわけで次回は「S.F. sound furniture」「NEXUS-2060」「L.D.K Lounge Designers Killer」、通称「SF三部作」を紹介します。

capsule特集!!

東京に帰ってきたので、通常営業にもどります。
本日から何回かに分けて「capsule その栄光の歴史」と題して、capsuleの歴代のアルバムを紹介して行こうと思います。
 
まずcapsuleの説明をいたしましょう。perfumeのプロデューサーとして一躍時の人になった中田ヤスタカと、vo.のこしじまとしこによる音楽ユニットです。
ジャンルとしては渋谷系テクノポップエレクトロニカ、ハウスなどなど。
ユニットの立ち位置も、当初は(多分リスナー獲得のために)わりと媚びた曲作りをしていましたが、最近は「中田ヤスタカが自分の好きな音楽をポップスにできるか試す実験場」的なポジションです。で、そこでの結果をperfumeを始めとするプロデュースに活かしている、という印象です。
 
で、今日ご紹介するのはデビューした頃のcapsuleです。
この頃のcapsuleはごくごく普通のJpopユニットでした。
2001年に発売されたデビュー曲が「さくら」です。(消されてるかも?)

普通だ。曲も普通だし、なによりも後に「偽野宮真貴」になるこしじまとしこの顔が普通だ。
とまぁ、こんな普通の曲でデビューしたcapsuleですが、その後はいきなり悪ノリを始めます。
2ndシングル「花火」はモロにJITTERIN'JINNの曲調、3rdシングル「東京喫茶」はまんまpizzicato fiveの世界観。とまぁ、いろんな確信犯をやったのでした。
下は「東京喫茶」。映像は別の人が作ったものです。まんまピチカートですぜ。

 
ここらへんのシングルも収録されている1stアルバム「ハイカラガール」。今からは想像もつかない世界です。

ハイカラ・ガール

ハイカラ・ガール

 
後から考えると、彼らの一つの転機になった曲が次のシングルである「music controller」です。

YMOから伝統の中華系テクノポップなアレンジ、メタ気味な歌詞、そしてボサノバをフィーチャーしたメロディ。
後に「ネオ渋谷系」「フューチャーポップ」と括られることになる、つまりはテクノポップ渋谷系が融合したような音楽の特徴が、この辺りから出てきたのでした。
 
次回はcutie cinema replay、phony phonicを紹介します。

帰ってきた

無事、タイへの出張を終え、日本に帰って参りました。
現在は成田から中部まで直行して、研究室の合宿に参加しています。つーわけでまだ実家&アパートには戻れてません。
飛行機であまり寝れなかったので、さくさくっとお休みしたいと思います。